〜長居あいしょう歯科〜スタッフブログ
こんにちは!
そろそろ梅雨の季節ですね
今日は「噛む」ことについて
現代人は小顔で歯並びが悪い…
その原因の一つは噛む回数です
昔は一食に約3000回咀嚼していたと言われています。1口が50回〜100回以上咀嚼してからの嚥下だったそうです。
お口育てでは1800回以下の咀嚼回数では歯は並ばないと言われています。
では現代ではどれぐらい咀嚼しているかと言いますと…
なんと400〜800回
筋肉や骨が発育しないわけです
最近の子は小顔でいいなーと思いがちですが、体の機能が伴っていません
咀嚼回数が少ないことはお口育てだけでなく、他にも色んな影響が言われています。
集中力低下、運動神経低下、免疫力低下、小児成人病、発育不全、など。
咀嚼して嚥下するには色んな筋肉を使います。その筋肉をしっかり使うことが体もお口も育てます
お子様が食べやすいように良かれと思って食材を小さく刻んでいませんか?
コレ…実は私が息子にやっていました
喉につめたら…とか、早く1人で食べれるように…とか、色々考えて良かれと思って小さく小さく刻んで柔らかくしてから子供に食べさせていました
お弁当のおにぎりの海苔も喉に詰めないようにと、わざわざフォークとかで穴を開けてから海苔を巻いていました。
喉に詰めないように…ではなく
自分の一口量を知り、自分で喉に詰めない大きさになるまで咀嚼して嚥下する機能を育てる
ここが大切です。
大きな食材を前歯でかじりとり、奥歯で咀嚼して嚥下できるサイズにして飲み込む。これが噛む食事。
もちろん初めからできるわけではないので、ある程度咀嚼力と嚥下力がつくまでは目を離さないようにしてください
食事は栄養補給だけでなく、発達発育のためにも噛むことが大切です
野菜は刻まず野菜スティックやゴロゴロ煮物でお肉や魚は前歯でかじりとるサイズで調理してみてください
(何度も言いますが初めは必ず目を離さないこと!)
no.9